こんなに和むマンガがあっただろうか「よつばと!」

- 作者: あずまきよひこ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2003/08/27
- メディア: コミック
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あずまんが大王の作者「あずまきよひこ」が贈る、ほのぼの日常ストーリー。
このマンガの歴史は結構古い。
最新刊は7巻だが、月刊雑誌(電撃大王)での連載だから50話以上出ているということは、かなりの古株であるということだ。
一話完結のストーリーだが、もちろん時系列は存在するので読むならば1巻から読んだほうが面白い。
しかし別に最新刊7巻から読み始めても、それはそれで新鮮で面白いかもしれない。
物語の主軸にあるのは「よつば」という名の女の子。
どんなことでも、普通の人が当たり前であると思っていることでも笑える、楽しめる子供。
よつばの起こす、普通では考えられない行動に周りの人々は惑わされる。
だけど、それを周りの人々も楽しんでいる。
クスッと笑ってしまった人だけ面白い。そんなマンガ。
よつばは「すごく変わった子」なんだけど、それを見ているだけでクスッと笑ってしまう。
どんなことにでも興味を示すよつばに、なんだか和んでしまう。
それに、そのよつばを見守る周囲の人々代表家族。小岩井よつばのお隣さん「綾瀬一家三姉妹」がまた面白い。
長女:あさぎ
次女:風香
三女:恵那
もっとも「綾瀬」という苗字が作中出てくることはほとんどない。
(名前で呼ぶため)
この三姉妹の誰かと、よつばとのやりとりが結構多い。
一話完結の、日常が、一回一回の和みを運んでくれる。
すばらしいのは、よつばやストーリーだけではない。
とろ~っとした単純的なよつばの画のみから想像すると、最初は画が描けないからこんなのになると思っていた。
違う。全くもって違う。
こんなに綺麗な画を描ける人だから。
この美しい画と、くるくると回るよつばの笑顔。
よつばはどんな時だって笑顔だ。
なぜかって?