モロ屋

酒とケモ耳の力を借りて乱世を生き抜くWeb屋の雑記

新年度

新年度も始まったことだし、新しいことを始めるぞと自分に言い聞かせるにはちょうどいい時期がやってきた。

特に計画していたわけではないけれど、先月はいままで長期間進めていた案件やイベントなんかが立て続けに終了し、一段落ついたタイミングだった。
ここ数年は常に何かに追われている感覚だったので、なんだか久しぶりに晴れやかな気持ちになっていると、ちょうど桜が満開になり、しかも快晴で暖かく、花見をするなら今しかないですよと言われているかのような日になった。
街を見渡せる丘に登って桜を眺めていると、確かに春は何か新しいことを始めるにはぴったりだということが、ストンと腑に落ちた。

どうして年度というのは4月が始まりであって1月ではないんだろうと思っていたが、考えてみると年末年始というのは結構忙しい。
仕事なんかは年内中にキリのいいところまで進めたいと思って慌てるし、大掃除もなんとかやっておきたいところだ。
実家に帰るときにお土産(ちょっといい肉など)を買わなければいけないし、新幹線のチケットを取って荷物を詰めて、なんだかバタバタしてしまう。
年始についても三が日にゴロゴロするため、仕事初めというのは得てして気合が入った試しがない。
そう考えると新年早々から、切り替えて新しいことにチャレンジするなんて発想にはとてもなりそうにないのであった。

新年から3ヶ月経ち、日常の中にもなんとなく気持ちに余裕が出てくる中で、葉をすべて落として貧相な枝ぶりだと思っていた桜たちが、一斉に咲き誇ってやる気を見せる。
冬の間もコツコツ頑張ってたんだな。あいつが頑張ってるなら、ちょっと自分もやってみるか。
なんていう、春休みの間に勉強を頑張っていた友人を見た、高校生の頃のような焦りを覚えるのです。