モロ屋

酒とケモ耳の力を借りて乱世を生き抜くWeb屋の雑記

料理

一人暮らしを始めてすぐの頃、最初につまづいたのが自炊だったんですよね。つまり料理。

料理って最初は凝ったやつ作りたくなるのなんでなんだろうね。わしはハンバーグ作ろうとして、なんだかんだで結局3時間くらいかかった。出来上がる頃には夜中。しかも美味しくない。

最初はまぁそれでも楽しいからいいけど、それを毎日やれとか言われるとあり得ないわけで。

最終的にはそうめん茹でるとかうどん茹でるとか、簡単なものだけになるか自炊を諦めるかっていう方針になるわけだけど、それでも世の中の主婦の方々は働きながら夕飯を作って洗濯をして風呂を沸かして掃除してらっしゃるので、それは結局効率の問題なのだなぁと。

この話ってどんな仕事でも同じことで、最初なにも知らない頃は豪華な料理を作りたがる。
で、すごい時間かかって出来上がったものは大したことないもの。

プロっていうのは「すごく美味しい料理を作る人」のことだと思ってたけど、実際は「すごく美味しい料理を決められた時間で作る人」なんだよね。

そして、本当のプロフェッショナルっていうのは「すごく美味しい料理を決められた時間で作るし、さらに自分でアレンジを加えてびっくりするほど美味しい料理を作れる人」だと思った。

家庭の料理は家族のために作るものだけど、家族愛ではなく不特定多数に提供するのが"仕事"だから、自分の意思に関わらず無条件でやらなきゃいけない。

そういうもので、他人から「いい仕事したね」って言われることがあれば、わしは多分嬉しい。