2017年もMacbook Pro 2011 Earlyで頑張っていく話
いま私が使っているMacは表題通り2011年製のMBPで、ラップトップは5年くらいで買い替えと言われる昨今としては、Touch Barがついた新型Macbook Proには心を惹かれるわけです。
MBPも薄型の一途を辿り、全部ロジックボードにハンダ付けすれば薄くなるんじゃね? という拡張性を完全に無視した思想になり、バッテリーすら交換不能になって早5年。 偶然にもHDDやバッテリーなどを交換出来る最後のモデルとなった2011年製は、重量的としては重いんだけども完全に使えなくなるまでは上手くやっていきたい。USB-Aポートもあるし。
そんな、私と同じような境遇にいるかもしれない人々に向けた話です。
とりあえず、現状は以下の通り。
・メモリを買ってきて増設
Apple Storeでメモリを増設すると倍以上高くなる。 8GBx2で16GBにした。
・HDDを取り外して512GBのSSDと交換
Apple StoreでSSDを増設すると以下略。 これを起動ドライブにする。 最近のMacはHDDの片隅にリカバリ領域を作りはじめて面倒になった。
・光学ドライブを取り外して以下のフレームをはめ込み1TBのHDDを増設
当時は高かったのでHDDにしたが、今はSSDでもいいかもしれない。
・電源コネクタ買い替え
MagSafeは神だが壊れやすい。
・ロジックボード交換
交換/リペアエクステンションプログラム - Apple サポート
2011年モデルの15インチMBPはGPU関連の不具合でリコールが出ている。
突然画面が真っ白になって死んだので秋葉原のソフマップに持っていったところ、 改造済みのMBPでもイケメンお兄さんが翌日にはロジックボードをまるごと交換して直してくれた。
このようにディスプレイとキーボードとアルミニウムボディくらいしか原型が残っていないですが、物理4コア理論8コアのCore i7プロセッサを最初に選んでおいたおかげで、性能的には2016年末でも申し分ないです。ただしこの頃のi7は発熱がやばいのでファンがうるさい。そこは冷えピタを貼るなどして適宜やっていきましょう。
で、ここからが本題です。
前述の通り2011年の15インチMBPはリコールが出ており、ロジックボードを交換してもらったとあります。 実はこれ全く根本的な解決にはなっておらず、3年くらいしたらなんか壊れ始めるからとりあえず新品と交換しとけというAppleの豪気な修理法なので、当然また壊れます。
特にGPUを活用するアプリケーションにおいて顕著で、具体的にはこのようになります。
このような状態ではやっていくことが出来ませんから「システム環境設定」「省エネルギー」から「グラフィックスの自動切り替え」のチェックボックスを外す必要があります。 バッテリーの駆動時間などを問うている場合ではないでしょう。どうせ最初から7時間ももたない。
iStat Menusなどのシステム管理ツールを入れていれば、GPUが統合GPU(Intel HD Graphics)か、ディスクリートGPU(AMD Radeon HD)か、どちらになっているか確認する事ができます。
このような感じのものが
こうなれば
やっていける。
なおAMD側のGPUにこそ問題があるという話もありますが、どちみち貧弱なIntelの統合GPUではこの先生きのこることは出来ませんから、おとなしくTouch Bar付きMacbook Proでsushiを回す方が良いでしょう。