Adobe MAX 2013からHTML5アニメーション関連の雑感
月曜が休みっていうだけで、なんだか週の流れが早い気がしますね。もろやです。
Adobe MAX 2013とFlash
海の向こうでAdobe MAX 2013やってるようで、Adobe関連のネタが結構入ってきてて面白い感じです。
それにしてもAdobeは本当に先を見た開発をしてますね。
Flash Playerが使われるのはゲーム分野とプレミアムビデオ(DRMビデオ)の配信くらいだ! って言い切ってから、Flash Playerの機能追加よりもFlash Pro、つまり制作ツール側の改修に専念しているように見えます。
かつてないスピードで表現力豊かなインタラクティブコンテンツを制作し、あらゆるプラットフォームに配信できるほか、HTMLや高画質なHDビデオにも書き出せます。
とあるようにFlash制作ツールではなく、あらゆるインタラクティブコンテンツ、主にアニメーション系の制作ツールとしてこれからも第一線で活躍しそうな感じです。
ソーシャルゲームとかハイブリッドアプリとか、どんどんアプリのWeb化が進んでCanvasが重要視されてますが、CanvasアニメーションをGUIで作れるアプリって無いんですよね。
このままだと、Flash for CreateJS一択になるんじゃないでしょうか。
デザイナーがアニメーションを作成して、エンジニアがアプリに組み込む。っていうフローを確立するにはGUIツールは必須になるわけですし。
むしろ、自分もFlashしっかりやらなきゃなあと思わせられました。
ただ、CSS Transitionでアニメーションを実現する方法もあって、これまた今のところ一番使えるGUI制作ツールがAdobe Edge Animateなので、Adobeさんは凄いなぁという感じです。
Starling.jsキタコレ
FlashのStage 3Dを利用して、GPUで描画する2Dアニメーションライブラリの「Starling」がついにJavaScriptにも来るぜ! という発表。
Introducing Starling.js | TypedArray.org
いいですね、わくわくします。
まだ先のことですが、WebGLがまともに使えるようになった時にはWebGLで描画するようにすることを検討しているとのこと。ようやくJavaScriptがFlashのStage 3Dに追いつきますね!(アニメーション系はいつも後追い)
Flash界だと
- 3D → Away3D
- 2D → Starling
JavaScript界だと
- 3D → Three.js
- 2D → ???
だったのが、Starling.jsになるかもしれないですね。
最近、ほぼデイリーでコミットしまくっているpixi.jsがかなりキテル… って思ってたけど、Starling.jsが来るとFlashの実績から採用例増えるかも?
はよWebGLの時代こい
いまはCanvas描画のGPUアクセラレータに頼るしかないですが、数年もすればWebGLのパワーでCanvasの数十倍のパフォーマンスが出せるようになるかな〜 と思うと、はよWebGL、はよIEなんとかしろ。と思いますね〜