モロ屋

酒とケモ耳の力を借りて乱世を生き抜くWeb屋の雑記

創作とメイキング

私は作品の制作シーン(いわゆるメイキング)や舞台裏を見るのが大好きで、未完成のものが出来上がっていく美しさは何物にも代えられない程だと思っています。

例えばイラストであれば線画やラフ画。3DCGであればワイヤーフレーム。DTMなら、レベルメーターの揺れ。そういった物に美しさや格好良さを感じます。


ただこれらは制作者からすれば、制作時間の大半見つめている画面であって、一体何が楽しいのか。と思案してしまうような話だと思います。


私もプログラムを書き続ける作業を後ろから見られたら、こんなつまらない物を見ていて面白いのか・・・ と気を遣ってしまいそうです。

それに実際、作業風景を2時間も3時間も見ていろと言われると飽きてしまうでしょう。


そんな部分にどうして憧れを抱くのか。それはやっぱり、自分の知らない部分だからなんです。


不思議な水盆に映る自分の知らない世界を覗き見るような、そんな高揚感。

私にはなにをやっているか分からないし、出来ないけれど、こうして私の心を動かした作品が作られていく。不思議。


ニコニコによく「謎の技術」というタグがあって、作者は「謎でも何でもないw ただ○○という機能を使っただけだよw」と言うんですが、

その機能を知らない私たちにすれば十分に「謎の技術」なんですね。


それに物作りは、人から賞賛を浴びたいという理由なしには作れませんが(やはりそういった声がなければ、どうしてもモチベーションは維持しません)

それだけが動力にはなっていないはずです。作るのが面白いから、楽しいから。挑戦になるから、やっていけるんです。


制作シーンを見ていると、そういったスピリッツが直に伝わってくるんですね。いや、ちょっと熱血っぽくなってしまってるんですが。

ただその心意気は本当に自分にも伝わってきて、あぁなにか作りたい。そういう創造欲が沸いてきます。

創造欲というのは簡単なもので「ここをこうしたらもっと面白くなるのに。」を実現する。それだけです。


もちろんそれを形にするためには、基礎からの技術と並大抵ではない努力が必要となってくるんですが、

途中で力尽きた時に、始めたきっかけの想いの大きさに比例して、スランプから助けてくれると思います。



あと、仲間がいるんですよね。

絵師仲間・コスプレ仲間・DTM仲間・・・etc.


同じ苦労を経験したことがあるからこそ分かる、共感というもので盛り上がれる。

そういう繋がりは、簡単に入れて固い絆かなーと思いました。



とか。一気に書き上げたので文章が支離滅裂だったのでお蔵入りでしたが、勢いで出してみました。